こんにちは。
北脇です。

転売をしていて順調に利益を出し
10万までは行ったけど
そこから伸びない。

もしくは30万までは行ったけど
50万にはどうしても届かない。

なんてことはよくあると思います。

私は30万、50万くらいが一つの壁になっていると思います。
私もそうでした。

そこで

経済用語で言う「合成の誤謬」は現状を理解するうえで重要な視点です。

合成の誤謬とは簡単に言うと

ミクロで正しいことは、マクロで正しいとは限らないということです。
個別としては正しい行いは、全体としてみると正しくないことがある。

例えば

①全員が、なるべく節約して貯金をするという行為は、
個人的には正しいが、経済全体で見ると誰もお金を使わなくなるので経済が停滞する。
その結果、GDPは減少し、みんないっせいに貧しくなる。
よって給料も減り失業者も増える。

②誰かが女の子に優しくすると、その個人はモテるが、相対的に優しさのスタンダードがあがる。
よって、その女の子と優しい男にとってはメリットがあるが、周りの男は大変である。
また、いい夫が家庭を大事にすると、その家庭内に含まれる人員にとっては幸福だが、
その分仕事がおろそかになるので、経済全体にとっては迷惑この上ない。

③新しい試みにみんながリスクヘッジをし過ぎてリスクがゼロになるまで議論し、
結局何も変わらず会社がつぶれた。
個人のプライドは保たれるが、組織としては何のこっちゃ分からない。

※余談ですが良いと確信出来たらやるというのは正解のようで明らかに間違い。
確信できた時にはもうみんなやってるので周回遅れで追いつけないし、もう次の次元に行ってる。
変化はそれ自体が善である。ダメならまた変化すればよいのだ。
変化は長い目で見ればトライ&エラーで必ず良くなる。
善悪は変わってみて試してみた者にしか分からない。

などなど「合成の誤謬」の例はいくらでもあります。

ちょっと極端な話もありましたが(笑)

翻って転売に置き換えてみましょう。

なぜ壁を突破できないのか?

ひとつの答えは

「一つ一つの取引に固執し過ぎている」
というのはないでしょうか?

例えば
どの仕入れも絶対に赤字になってはならない。
もしくは
絶対に決めた利益で売らなくてはならない。

ゆえに
1円でも高い商品は買わないし
1円でも基準利益率を下げたら売らない
など

自分なりのルールを作り
自在さを失っていることはないでしょうか?

経済は生き物だし
需要と供給は動きます。

よって
時には赤字で切り抜けなけければ
より大きな赤字を生むしキャッシュが廻りません。

また
あまり1取引の利益率に縛られると
手が縮こまり
そもそも仕入れ量が足りず、目標の売上に届かない。
とか。

普通に考えれば
30万の利益を生むには150万の売上が必要だし
150万の売上をあげるには
少なくとも120万の仕入れが必要です。

ゆえに極端に言うならば

モノレートを雑に見たことにより
一つの仕入で
1000円の赤字が出たとしても

じっくり見なかったからこそ
10000円の利益が出る商品を拾えた
なんてこともあります。

回数を重ねれば
次第に精度も上がるので
ビビっているとその回数もこなせない

要するに
細かい取引よりも
全体を見る広い視野が必要ではないでしょうか?

まとめると
ミクロで正しいことも、マクロでは正しくない。

これが「合成の誤謬」です。

⇒メルマガはこちら

北脇道一メルマガ「はじめての副業」

⇒LINE@はこちら

友だち追加